アスクルが新生「ASKUL ECマーケティングラボ」で参加企業117社にビッグデータ開放

活用しやすいデータ活用基盤とツールを提供、参加企業のECマーケティング活動を支援

通販事業のアスクルは、BtoC(消費者向け)事業だけでなくBtoB(法人向け)事業を拡大し、ビッグデータを活用してメーカーとのマーケティングの共創を目指す「ASKUL ECマーケティングラボ」を始めたと4月18日に発表した。顧客データや購買データなどBtoBのビッグデータをラボに参加する117社に4月から開放し、データ分析業務を効率化するため、全参加企業にボタン操作だけで閲覧したいデータが生成されるツールを提供する。

2014年から通販サイト「LOHACO」の多種多様なビッグデータを、氏名や生年月日等の個人情報を含まない形で「LOHACO ECマーケティングラボ」の参加企業にオープン化していた。ビッグデータを活用した新たなマーケティング手法の研究と実践を10年間にわたって重ね、23年3月にBtoB事業とBtoC事業のシナジーを最大化するため両事業の運営体制を統合。ラボの名称も「ASKUL ECマーケティングラボ」に改めて始動する。

社会課題解決の推進につながるデータ活用を支援

新生ラボは10年間の活動で見えた参加企業の課題を解決するデータ活用基盤を提供し、データをもとに意思決定するデータドリブンなマーケティング活動支援を目指す。ラボ参加企業は、①BtoB、②BtoC、③BtoB・BtoC両方の3つのプランから選択した活動が可能。①と③の参加メーカーはBtoB広告ビジネスでラボならではのビッグデータを活用した広告を展開でき、バナー広告やクーポンで特定業種や新規顧客に絞った露出ができる。

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