SEOなタイトルの作り方5つのポイント、ヤフーTrustRank など10記事(海外&国内SEO情報)
日本語で読めるSEO/SEM情報
- SEOなタイトルの付け方5つのポイント
(Sphinn Japan Blog)titleタグは、検索エンジンが順位を決定する重要なSEO要因の1つである。と同時に、人間のユーザーにとってはSERPでクリックするかどうかを判断する重要な視覚要因でもある。
この記事では、検索エンジンとユーザーのそれぞれを考慮した、適切なtitleタグの付け方を指南している良記事だ。
- 重複コンテンツのまとめ
(All About)「重複コンテンツ」とは何か、重複コンテンツの原因、重複コンテンツの問題点など、重複コンテンツに関してわかりやすく解説した記事。「rel="canonical"」タグを用いた重複コンテンツの解消方法も説明されている。重複コンテンツを十分に理解していないウェブ担当者は、一読しておこう。
- ヤフーのアップデートに慌てふためかないための心得4か条
(ワーディングラボ)ヤフーは、9/4のインデックスフルアップデートに続いて、9/14にアルゴリズムのアップデートを公式発表した。ヤフーの更新は、回を追うごとにお祭り騒ぎのようになり、いろいろな人がいろいろな場所でいろいろな見解を述べているが、どれも大差がないように思える。
そんな中、こちらのブログでは他とは違った視点からアップデートを考察し、予期せぬ(期待せぬ)順位変動に見舞われたときの心構えとして、次の4つを解説している。
- 一部の人の煽りを真に受けない
- 自分で調べるコツを知る
- アルゴリズムが変わったのかフィルタかを見極める
- 順位変動が起きても1~2週間は様子を見る
- ヤフー、改良した検索結果ページをテスト中
(SEMリサーチ)Yahoo! JAPANは、一部のユーザーを対象に検索結果ページの上部に表示される「検索タブ」の位置を変更したデザインページを、テストしているようだ。従来は検索ボックスの上にあったタブが、下に来ている。同様の試験中デザインは、無題なブログでも、報告されている。
日本のヤフーも、バックエンドの検索システムとしてBingを採用する可能性が高い。しかし、そうなった場合でもフロントエンドのインターフェイスはヤフーが管理するはずなので、ユーザービリティの向上には継続して取り組んでいくのだろう。
- Twitterの全社導入により何が起こったか
(EC studio 社長ブログ)最近はこのコーナーでもTwitterを取り上げることが多くなってきた。SEOにプラスして、インターネットでのマーケティングやプロモーションとの組み合わせを考えてほしいからだ。
EC studioが、Twitterによる社内コミュニケーションの仕組みを全社的に導入してからの1か月間で、どのような変化が起きたかを整理している。はてなブックマークでも多くのブックマークを得た記事である。
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- ドメイン名の契約期間は順位に影響するのか
(Google Webmaster Central Help Forum)「ドメイン名の登録期間が長いほうが上位表示によい影響を与える」という都市伝説SEOがある(ここでいう「登録期間」とは現在までの履歴ではなく、1年契約、2年契約というように未来に向かっての登録を確保した期間のこと)。これが真実でないことは、グーグルのマット・カッツ氏が過去にコメントしているが、グーグルのジョン・ミューラー氏がヘルプフォーラムで改めて否定した。
すべてのドメイン名が期限切れ日を公開しているわけではないから比較のしようがないし、すべて調べ上げるとしてもかなり困難だし、そこまでする価値がない。ただ、Search Engine Landでマット・マギー氏は、信じきることはできないと疑いの念を持っている。マット・カッツ氏の発言は「ほとんどそんなこと(ドメイン名の契約期間)は気にしなくていい」というものであって完全否定しているわけではないし、ジョン・ミューラー氏は「(調べ上げるのは)かなり難しい」として不可能だとは言っていないからだ。また、この都市伝説が生まれた背景には、グーグルが申請した特許がある。スパマーは、使い捨ての形で短期間でドメイン名を取得し、用を成さなくなったらすぐに手放すので、長期契約のほうが信用できるというふうに解釈できる記述が存在するのだ。
とはいえ、ICANNの対策でドメインテイスティングが激減したような動きもあるので、SEOを目的にドメイン名を長期契約する必要はまったくないだろう。
- ウェブマスターツールに違反通知メッセージが来ないのはなぜ?
(YouTube Google Webmaster Central Channel)Googleウェブマスターツールにサイトを登録しておくと、ガイドラインに違反したときに警告メッセージが届く仕組みになっている。しかし、ペナルティを受けたと思われるときでも、まったく音沙汰なしのときもある。グーグルのマット・カッツ氏が理由を説明した。
まず、インターネットには何千万ものドメイン名があり、何十億ものWebページがあるから、すべてのユーザーを1対1でサポートするのは無理なんだ。だから、ウェブマスター向けガイドラインを公開するなどして、幅広く訴えることにしている。
その上で、脆弱性がありハッキングされる可能性のあるサイトには、問題が発生する前に事前に通知するようにしている。これは、おおむねうまくいっているよ。
一方で、悪意のあるユーザーには手がかりを与えたくないから、何も通知しないようにしているんだ。理由を伝えると検索エンジンの守りをかいくぐって、また新たな手法でスパム行為をしかけ、前よりも長く居座り続けるかもしれないからね。
僕たちはユーザーを2つのセグメントに分けている。
1つは、こぢんまりしたサイトや一般のサイトのユーザーで、このセグメントのサイトが知らず知らずのうちに違反を起こしていると思われるときには教えてあげる。そういう人たちに注意を払ってリソースを割くようにしているんだ。
でも、もう1つのセグメント、つまり検索エンジンを欺こうとしている人たちには、理由を教えないようにしている。
もし明らかにペナルティを受けているのに何のメッセージも届いていないとしたら、あなたのサイトは検索エンジンスパムだと認識されているのかもしれない。
- グーグルがスニペットにリンクを差し込んだ
(WorthvieW)スニペットとは、検索結果に出たWebページの簡潔な説明文のこと。グーグルは、スニペットのテキストにサイト内へのリンクを張るテストを行っているようだ。
日本では無題なブログが発見し、URLのパラメータから「セクションリンク」と名付けている。
今週のまとめでYahoo! JAPANの検索結果デザインの改良テストを伝えているが、デザインやインターフェイスの改良の頻度という点では、グーグルのペースには目を見張るものがある。つい最近では、検索ボックスと入力文字を大きくした。このコーナーでも、たびたび改良や変更を取り上げるがそれらはほんの一部である。
- グーグルはPageRank、ではヤフーの“トラストランク”とは
(SEO 2.0)ヤフーは、2004年にトラストランク(TrustRank)という仕組みに関する論文を公開している。このトラストランクについて、重要点をまとめた記事が公開されている。
トラストランクは、グーグルのPageRankのようにリンクだけを数えるのではなく、「オーソリティ(権威度)」を指標とするそうだ。ヤフーは、オーソリティサイトとして認めたサイトに「シード(seed)」というものを割り当てる。オーソリティの度合いは、シードをセットされたサイトに近いほうが高い(もちろんいちばん高いのはシードを与えられたサイト本人)。「近い」というのはリンクでのつながりの状態だ。つまりシードサイトからリンクを経れば経るほど、オーソリティ度は減少していく。生物でいうと、世代を重ねるごとに血が薄くなっていくようなイメージだ。
オーソリティサイトとして認められるには、次のような要素がかかわってくるという。
- リンク:シードを与えら得たサイト、もしくはシードを与えられたサイトがリンクしているサイトからのリンク
- ドメイン名の年齢:古いほうがいい
- ドメイン名の経歴:所有者の変更やこれまでのトピックの内容
- ブランド力:有名か、他のサイトで言及されているか
- 同類の集団:同じテーマを取り扱うサイトのグループに属しているか
- ハブ:多くのサイトに発リンクしていて、豊富な情報源を持っているか
- ソーシャルメディアでの浸透:ソーシャルサイトで力のあるユーザーの支持を受け卓越しているか
- 更新頻度:どのくらい頻繁に新しいコンテンツを公開するか
- 完全度:リンク切れ、画像の非表示などのエラーや、長いロード時間はマイナス
- 悪しき隣人:質の低いサイトへの発リンクや、質の低いサイトからの被リンク
- フィルタ:アダルト、ギャンブル、ドラッグのようなトピックを扱っていないか
あくまでもこれは論文の内容に関する記事、ここで示したトラストランクそのものがヤフーのアルゴリズムに実装されているとは限らないし、指標も鵜呑みにはできないが、ヤフーに評価されるサイトを作り上げるのに参考にはなりそうだ。
- Bingビジュアル検索
(Bing)登場以来、なかなか好調に見えるマイクロソフトの検索エンジンBingが、新たなサービスをベータ公開した。「ビジュアル・サーチ(Visual Search)」という名称で、文字ではなく画像を見ながらで検索を進めていく。
たとえば、「Top iPhone apps」というアイコン画像をクリックすると、
今度はiPhoneの人気アプリケーションの画像が並ぶ。
知りたいアプリケーションの画像をクリックすると、最終的にテキストの検索結果ページが現れる。
動きもしなやかで楽しめる。実用的かどうかは別にしておもしろい試みだ。なお、利用にはMicrosoft Silverlightがインストールされていなければならない。また英語版だけでの公開となっているので、使用言語を英語に設定しておく必要がある(このリンクをクリックすれば英語の設定でBingを表示できる)。
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