国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
海外&国内SEO情報ウォッチ

WordPressのGoogle Analytics APIプラグイン、ドメインパワーなど10記事(海外&国内SEO情報)

「海外SEO有名人の名言集」「タイピングミス検索が25%もある」など。

日本語で読めるSEO/SEM情報

  • タイピングミス検索は25%もある!?
    (Yahoo!検索スタッフブログ)

    タイピングミスと思われるキーワードで検索した場合、ヤフーは「ではありませんか?」、グーグルは「もしかして」とメッセージが出て、正しいと思われるキーワードの候補を提示する機能がある。

    Yahoo!検索の公式ブログが、タイプピングミスの裏側を暴露してくれた。具体例を挙げて説明してあるので、ぜひ全文を読んでいただきたい。

  • 「マスク在庫あり」に見るヤフーのアルゴリズム
    (京都のSEOコンサルタント松尾茂起のブログ)

    新型インフルエンザの発生で引き起こされた「マスクの品薄状態」から、ヤフーのアルゴリズムを分析。

    松尾氏によると、ヤフーに評価される「ドメインパワー」とは、

    • 1年以上のドメイン名の運用歴があり、サイトボリュームと外部リンクの継続的な増加がある
    • オーソリティーサイトからのリンクがある(AllAboutなど)

    というもので、ドメインパワーを得るには、1つのドメイン名を育てることが大切だとのこと。

    アフィリエイト業界で言われる「サイトはたくさん作るべし」論の対極となる意見だが、至極納得。

  • Yahoo!アクセス解析が一般公開されたけど、結構ショボい?
    (SEO初心者のEvoブログ)

    Yahoo!アクセス解析」が一般公開され、だれでも使えるようになった。

    Google Analyticsの対抗馬として注目していたが、この記事によると、少なくとも現時点では上級者には物足りないようだ。米Yahoo!が一足早く広告主向けに提供を始めているYahoo! Web Analyticsは、Google Analyticsよりも優れている特徴があると評価されている。米国のYahoo! Web Analyticsと日本のYahoo!アクセス解析はインターフェイスは似ているが、機能面は同一ではないということだろう。

  • サーチウィキの真の目的は行動ターゲティング?
    (検索エンジン考)

    サーチウィキの登場で、「SEOが消滅する」「SEOに影響はない」と大きく2つの意見に分かれているが、そのどちらにも組みしない考察。

    サーチウィキの本当の目的とは、「ユーザーの検索行動を観察・分析し、より関心のあるキーワードとWebページを提示すること」という論だが、あなたはどう考えるだろうか?

  • 海外向けにプレスリリースを投げ、取り上げられるには?
    (スパイスボックス ラボブログ)

    プレスリリースは、インターネットにおいても欠かせないプロモーション手段になっている。

    この記事では、海外向けにプレスリリースを打つことになったときの体験談をまとめている。もしそのような状況になった場合に参考になりそうだ。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

  • 「重要キーワードはページの先頭に置く」は、ひと昔のSEO
    (WebmasterWorld)

    「重要なキーワードは、HTMLコードの最初に持ってきたほうがいい」、昔からよく言われるSEOである。たとえばメニューを左サイトバーに設置すると、HTMLではメニューの下にメインコンテンツが現れるので、好ましくないとされている。

    WebmasterWorldのフォーラムアドミニストレータでもあるtedsterによれば、数年前までは効果があったが、最近ではランキングに影響する証拠は見られなくなってきているとのこと。ただし、メニューをHTMLの下の方に配置することは、メニューに使われているテキストが、スニペットやサイトリンクに使われるのを防ぐのに役立つようだ。

    なおこれはグーグルに関してである。ヤフーではどうだろうか。

  • SEO名言集(from SMX London)
    (SearchCowboys)

    5/18~19にロンドンで開催された検索マーケティング関連イベント「SMX London」のセッションから、名言集を20個紹介している。ここでは、さらに絞って半分の10個を日本語で紹介しよう。

    1. サイトが他のサイトにリンクするのではない。人間が他の人の作ったものを指さすのだ。
    2. リンクが購入したものかどうかは問題ではなく、購入リンクに見えるかどうかが問題。
    3. それなりに上位にいるブランドサイト(オーソリティ性のあるサイト)が上位表示するには、適切なアンカーテキストのリンクが2~3本あればいい。もしブランドサイトでないなら、自然なリンクに見えるリンクを集めなければならない。
    4. 検索エンジンは、リンクがフッターやサイドバーに置かれていることを自動的に判断し、その価値を下げる。
    5. だれかがリンクしてくれたら、何らかの形で感謝の意を表そう(Twitterでつぶやくとか、StubleUponに投げるとか)。
    6. 1ページあたりのリンク数が少なければ、テンプレートに組み込んだサイトワイドの内部リンクでも、新しいページをすぐに上位表示させられる。
    7. nofollowでPageRankスカルプティングするべきページとは、登録・ログイン・マイアカウント・買い物かご・利用規約・特定商取引に関する法律表記など、robots.txtでブロックするページすべて。
    8. nofollowでPageRankスカルプティングすべきでないのは、会社案内・カテゴリ・サブカテゴリ・商品詳細のページと、自分で張った外部リンク。
    9. アフィリエイトをやってランキングが下がることはないが、アフィリエイしかやっていないサイトの上位表示は難しい。
    10. 検索マーケティングのマインドシェアは、フォーチュン500企業のCMOでは1.5%しかない
  • キーワードの入ったドメイン名はヤフー上位表示に効果抜群
    (Small Business Search Marketing)

    海外では珍しいヤフーSEOネタ。ヤフーでは、ここ2~3か月、ドメイン名にキーワードを含んだサイトが上位に表示されやすいという分析。

    • 公開して2か月で運用暦なし
    • 被リンクの数は少なく質も悪い
    • SERPでクリックされることもない

    上記のようなサイトが、競合の激しいキーワード(このケースでは「都市名 不動産」)でトップ10に位置している理由として考えられるのは、ドメイン名にキーワードを含んでいることだけ。多くの賛同するコメントが付いている。

    もちろんYahoo.comでの話である。日本のヤフーではどうなのか調べてみてほしい。

  • WordPressプラグインでGoogle Analyticsのデータを公開
    (Google Analyticsオフィシャルブログ)

    Googleが先日公開したGoogle AnalyticsのAPIを使えば、他のプログラムからGoogle Analyticsのデータを利用できるようになった。

    Google Analyticator

    APIを使ったWordPressのプラグインが、公式ブログで紹介された。「Google Analyticator(グーグル・アナリティケイター)」というプラグインで、Google Analyticsが取得したユニークユーザー数をブログに表示できる。

    設定がやや難解かもしれない。表示するには、ウィジェットを追加するかコードを直接埋め込む。

  • metaタグの、"index,follow,snippet,archive"は必要か?
    (High Rankings Forum)

    <meta name="googlebot" content="index,follow,snippet,archive" />というタグを記述する意味はあるのかという質問の投稿がHigh Rankings Forumにあった。

    「無意味でページのデータ量を増やすムダ」が、管理者のジル女史による回答。

    ちなみに補足しておくと、この投稿で話題になっているのと正反対の指示になる「no」が付いた以下のディレクティブは、使う意味がある。

    • "noindex"――インデックス拒否
    • "nofollow"――リンク先ページへのアクセス禁止
    • "nosnippet"――SERPでのスニペット非表示
    • "noarchive"――SERPでのキャッシュリンク非表示

    これらは、検索エンジンの動きを抑制するために使うもの。特に制御する必要がないのならば、前述のように、「no」を付けない許可のディレクティブを明示的に記述する必要はない。

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